低用量ピルで生理前～生理中の腰痛を改善できる？
生理中には、生理痛（下腹部の痛み）のほか、腰痛や頭痛、吐き気など、さまざまな症状が現れることがあります。こうした症状が強く日常生活に支障が出る場合には、月経困難症と診断されることもあります。また、生理前にも腰痛や頭痛、倦怠感などの症状が現れることがありますが、これは月経前症候群（PMS）と呼ばれます。
低用量ピルは月経困難症の治療薬として認められており、月経前症候群（PMS）の症状改善の効果も期待できるとされています。つまり、低用量ピルを飲むことで生理前～生理中の腰痛改善が期待できるのです。
この理由として、低用量ピルがプロスタグランジンという物質を抑えることが挙げられます。プロスタグランジンは子宮の収縮を促す作用があり、生理前～生理中に体内で増える物質です。
子宮を収縮させることで痛みを引き起こしたり、腰痛や吐き気など、さまざまな症状を引き起こす原因になったりします。そのため、低用量ピルでプロスタグランジンを抑えることで、生理前～生理中の症状が改善されるといわれています。
低用量ピルには子宮内膜症に伴う腰痛改善も期待できる！
低用量ピルは、子宮内膜症の治療薬としても使われています。子宮内膜症とは、子宮内膜や子宮内膜に似た組織が子宮の内側以外の場所にできる病気で、月経困難症の原因となったり、生理時以外にも下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛の原因となったりすることがあります。
低用量ピルを飲むことで、子宮内膜症自体の治療のほか、子宮内膜症に伴う月経困難症、生理時以外の腰痛などの改善ができるとされています。通常の飲み方では改善されない場合もあるため、子宮内膜症が心配な人はまず医師に相談してみましょう。
低用量ピルで生理や子宮内膜症に関連する腰痛が改善できる！
低用量ピルを飲むことで、生理前～生理中に起こる腰痛や、子宮内膜症に伴う腰痛が改善できるといわれています。そのため、生理前～生理中の腰痛に悩んでいる場合は婦人科を受診し、低用量ピルについて相談してみるとよいでしょう。
低用量ピルの処方はオンライン診療でも実施しています。直接の受診はハードルが高い、通院する時間がないという場合は、オンライン診療も検討してみてください。
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ルサンククリニックでは、お仕事やご家庭の都合で来院が難しい方のために、自宅に居ながら24時間いつでも診療が可能なオンライン処方サービスPills U（ピルユー）を提供しています。低用量ピルの服用を始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療（保険適用外）となります。あらかじめご了承ください。
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いいたします。
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