低用量ピル服用中に倦怠感が現れる原因とは？ 対処法はあるの？
低用量ピル服用中に倦怠感が現れた場合、低用量ピルの副作用の可能性があります。
体が低用量ピルに慣れれば自然と改善される副作用の場合もあれば、受診が必要となる病気が背景にある可能性もあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
自然と改善される副作用の場合
低用量ピルを飲み始めると、ホルモンバランスの変化によって倦怠感をはじめ吐き気、頭痛、不正出血などの副作用が起こることがあります。しかし、このような副作用は医学的にはあまり気にする必要はなく、3か月ほど飲み続けることで体がピルに慣れて気にならなくなることが一般的です。
ただし、症状がひどい、3か月以上続くといった場合は医師に相談するとよいでしょう。この場合、ピルの種類を変更することで副作用が改善される可能性もあります。
受診が必要となる病気が背景にある場合
一方で、倦怠感が重大な副作用のサインである可能性もあります。たとえば、うっ滞性黄疸や肝障害が起こっている場合、倦怠感（疲労感）が現れることがあります。この場合、倦怠感のほかにも黄疸（皮膚が黄色くなる症状）が見られたり、かゆみ、食欲不振などの症状が起こったりすることもあります。
うっ滞性黄疸や肝障害が起こっている場合は低用量ピルの服用を中止し、適切な治療を行う必要があるため、上記の症状が現れたらすぐに医療機関を受診してください。
低用量ピルで生理前～生理中の倦怠感が解消されることも！
低用量ピルを飲むことで副作用として倦怠感が現れることがありますが、一方で生理のときの倦怠感や疲労感が解消される場合もあります。
生理前や生理中に倦怠感や疲労感が現れるという方もいます。これらの症状が強い場合は月経前症候群（PMS）や月経困難症と診断されることがあります。
低用量ピルは月経困難症治療に使われたり、PMSの解消が期待できたり、します。そのため、生理前～生理中の倦怠感や疲労感に悩んでいる方は低用量ピルを飲むことで症状の改善が期待できます。
低用量ピル服用中に倦怠感が現れた場合、受診が必要なことも！
低用量ピル服用中に倦怠感がある場合、軽い副作用の場合もあれば、重大な病気が発生している場合もあります。副作用に関しては3か月ほど飲み続ければ改善されることが一般的ですが、症状が重い、長引くという場合は医師に相談しましょう。
うっ滞性黄疸や肝障害の症状として倦怠感が現れた場合は、低用量ピルの服用を中止し、適切な治療を受ける必要があります。そのため、倦怠感のほか、黄疸、かゆみ、食欲不振などの症状が一緒に出た場合は早めに医療機関を受診してください。
一方で、低用量ピルを飲むと倦怠感が解消されることもあります。生理前～生理中の倦怠感に悩んでいるという方は服用を検討してみるのもよいでしょう。
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ルサンククリニックでは、お仕事やご家庭の都合で来院が難しい方のために、自宅に居ながら24時間いつでも診療が可能なオンライン処方サービスPills U（ピルユー）を提供しています。低用量ピルの服用を始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療（保険適用外）となります。あらかじめご了承ください
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いいたします。
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