アフターピルの服用前後はお酒を飲んでも問題ないの？
結論から言うと、アフターピル服用前後の飲酒は避けましょう。
アフターピルとアルコールはどちらも肝臓で分解されることから、アフターピル服用前後にお酒を飲むことで、アフターピルの成分の分解に影響を及ぼす可能性があります。その結果、アフターピルの作用が強く出ることで、吐き気や嘔吐などの副作用が増幅されてしまうリスクがあるため、内服後最低でも24時間はお酒を控えましょう。
また、アフターピル服用後2時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分を十分に吸収できていない場合があることから、再度アフターピルを服用しなければなりません。過度な飲酒は嘔吐の原因にもなるため、アフターピル服用前後はアルコールの摂取は控えましょう。
そのほかに注意するべきことは？
飲酒以外でも薬の飲み合わせや食事の内容によっては、アフターピルの効果が低くなってしまうこともあるため注意が必要です。
アルコールと同様、アフターピルの効果に影響が出るとされているものに、グレープフルーツがあります。これにも薬の成分の分解を妨げる成分が含まれているため、アフターピルの効果を下げたり、副作用が強く出てしまったりすることがあります。
また、肝酵素誘導作用を持つ“セント・ジョーンズ・ワート”という成分が含まれたサプリなどを服用していると、アフターピルの効力を減退させる可能性があります。
低用量ピルは服用中も気にせずお酒を飲める！
継続して服用することで、高い避妊効果が期待できる薬に低用量ピルがあります。低用量ピルは毎日1回決まった時間に飲むことによって避妊効果を期待できます。
低用量ピルの服用中にお酒を飲むことは可能です。ただし、服用後すぐに嘔吐や下痢をすると、ピルの成分が排出されてしまい、十分に避妊の効力を発揮できない可能性があります。そのため、過度な飲酒や低用量ピルを飲んですぐの飲酒は念のために控えたほうがよいでしょう。
アフターピルの服用前後の飲酒は基本的に控えよう！
アフターピルの服用前後は、お酒を控えるのが望ましいとされています。飲酒によって、アフターピルの副作用が強く出てしまい、吐き気などを起こすことがあるためです。
アフターピル服用後2時間以内に嘔吐や下痢などがあると、アフターピルの成分が体外へ排出されてしまい、期待される避妊効果を十分に得ることが難しくなります。そのため、お酒を飲んだ後にアフターピルの服用が必要になった際には、処方時に服用のタイミングを医師に相談しましょう。
なお、低用量ピルであれば服用中であっても飲酒に問題はないため、気にせずお酒を飲みたい場合は日常的な低用量ピルの使用を検討してみてください。
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