アフターピルを服用すると、5~7日程度排卵を抑制することができます。アフターピルには、排卵を促すためのホルモンを大量に分泌するLHサージの発生を阻止したり、遅延させたりするはたらきがあるためです。
排卵を抑制している期間に、体内に残った精子が受精能力を失うことで避妊効果が期待できるというのが、アフターピルの主要なメカニズムです。
アフターピルを飲むタイミングは、無防備な性交後から早いほど高い効果が見込めます。そのため、排卵のタイミングにかかわらず、避妊が十分にできていなかったと判断できたらすぐに服用することが推奨されています。
アフターピルを飲むのが排卵後になった場合でも、頸管粘液(子宮頸管から分泌される液)の性質を変化させ、精子の侵入を防いだり、着床防止効果がはたらいたりすることで避妊への効果が見込めます。
アフターピル服用後、排卵日はいつ来るの?
通常の排卵日は、生理の約2週間前に来ることが一般的です。ただし、先ほども説明したとおり、排卵が起こる前のタイミングでアフターピルを服用すると5~7日程度、排卵が抑えられます。
その場合、アフターピルの効果が切れた後に排卵が起こります。つまり、アフターピル服用後も十分な避妊ができていない状態で性行為を行うと妊娠する可能性が考えられます。
日本産科婦人科学会による“緊急避妊法の適正使用に関する指針”では、アフターピルの服用後に再び無防備な性行為があった場合、避妊効果が期待できるのは12時間以内とされています。
アフターピルを服用した後は、排卵が起こること、あるいはすでに起こっていることを考慮してしっかり避妊を行いましょう。
アフターピルで排卵日を遅らせることができても、その後の避妊は必要!
アフターピルは排卵を抑制したり、頸管粘液の性質を変化させたりすることで妊娠を防ぎます。ただし、アフターピルで排卵を抑制できるのは5~7日までのため、その後は排卵が起こります。
また、アフターを飲んだタイミングによっては、既に排卵が起こってる場合もあります。望まない妊娠を避けるためには、アフターピル服用後12時間以降はしっかりと避妊を行いましょう。
アフターピルは、医療機関で処方してもらうことが可能です。十分な避妊を行わなかった性行為があってから、早い時間に服用するほど高い避妊効果が期待できます。
まずはお近くの医療機関を受診するか、直接の受診はハードルが高いと感じる場合はオンライン診療を利用しましょう。
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