通販のアフターピルは危険?
アフターピルは現在日本では市販されていないため、基本的には婦人科などの医療機関に出向いて処方してもらう必要があります*。一方で、通販でアフターピルが販売されていることもありますが、その場合は偽物の可能性があります。
通販のアフターピルは、海外の薬を個人輸入した人が販売していることが多く、この場合はアフターピルが偽物であるリスク以外にも、含まれる成分やその量が日本で処方されるものとは異なる可能性が考えられます。そうなると、効果がなかったり強い副作用が出てしまったりとさまざまなリスクがあります。
そもそも個人輸入した薬剤の転売は薬機法違反であるため、購入者側にもリスクがあると考えられます。そのため、アフターピルを入手する際は必ず医療機関で処方してもらいましょう。また、ネット上のやり取りだけでアフターピルを処方してもらいたい場合は、医療機関が実施するオンライン診療を利用するとよいでしょう。
*2021年3月現在、内閣府(男女共同参画局)ではアフターピルの市販化が検討されています。
オンライン診療でアフターピルを入手する方法は?
アフターピルはオンライン診療で処方してもらうことが可能です。オンライン診療は、ビデオ通話などのやり取りによって医師が患者さんの状態や症状を判断し、薬の処方などを行う診察方法です。
アフターピル処方の際は、前回の生理の状況や避妊に失敗した日時と状況などを聞く簡単な問診が行われることが一般的です。その際、アフターピルに対する過敏症や重篤な肝障害などがあることが判明した場合はアフターピルの処方ができません。さらに、肝障害、心疾患、腎疾患の患者さんであることや既往歴がある場合、さらに特定の薬剤を服用している場合も処方は慎重に検討する必要があり、アフターピルの飲み方にも注意が必要な場合があります。
厚生労働省によるオンライン診療の指針
厚生労働省の指針では、オンライン診療は文字や写真、録画動画のみで完結しない方法を用いると定められているため、クリニック選びの際はビデオ通話などを用いてリアルタイムで診察してくれるところを選ぶとよいでしょう。
オンライン診療では、診療後に自宅に薬が配送されることが一般的です。また、アフターピルは十分に避妊しなかった性交があった後、一定時間以内のできるだけ早いうちに服用することでより高い避妊効果が期待できるため、オンライン診療を利用する際は配達にかかる時間に関してよく確認しましょう。
クリニックによっては、翌日配達や近隣地域に限り当日配達が可能な場合もあるので、こちらも受診時に医師と相談するとよいでしょう。
ネットでアフターピルを購入したい場合はオンライン診療の利用を
アフターピルは通販でも販売されていますが、薬が偽物であったり、海外輸入のものは成分量が国内のものと異なったりするリスクがあります。また、個人輸入された薬の転売は違法性もあるため、アフターピルは医療機関で処方してもらうのが望ましいでしょう。
アフターピルの処方は、医療機関の実施するオンライン診療でも可能です。通院の時間が取れなかったり、直接の受診はハードルが高いと感じたりする人は、ネット上のやりとりだけで完結できるオンライン診療の利用を検討するとよいでしょう。
アフターピルをお探しですか?
アフターピルの避妊効果は服用時間が早いほど高くなります。ルサンククリニックのPills U(ピルユー)は、土日も24時間購入可能なアフタピールのオンライン処方サービスです。