蒸しタオルによるにきびへの効果とは?〜蒸しタオルの作り方や使い方、注意点などについてご紹介〜

にきびは、皮脂が過剰に分泌されて毛穴の先が塞がれることで、毛穴に皮脂が詰まって発症します。自然に治ることもありますが、治っても時ににきび跡や色素沈着が残ってしまう場合もあるため、病院で治療を受けるほか、セルフケアを行うことが大切です。

セルフケアにはさまざまな方法がありますが、一般に蒸しタオルを使うことでにきびをケアできるといわれています。では、蒸しタオルはにきびにどのような効果が期待できるのでしょうか。

蒸しタオルによるにきびへの効果

“熱”と“蒸気”をもつ蒸しタオルは、毛穴を開かせると同時に毛穴に詰まった角質を柔らかくし、毛穴にたまっていた角栓や汚れなどを浮き上がらせる効果があるといいます。

そもそもにきびは、皮脂が過剰に分泌されて毛穴の先が塞がれることで毛穴に皮脂や角質が詰まることによって生じ、その後は皮脂や角質に細菌が感染することで炎症を起こし進行していきます。

このため、洗顔によって皮脂や角質に対するケアを行い、毛穴がつまらないようにすることがにきびケアにつながるのです。しかし、ただ洗顔をしても肌表面の汚れは落ちても、毛穴にある皮脂などは落ちない場合があります。そこで、洗顔前に蒸しタオルを肌に当てることで、皮脂などをより落としやすくします。

蒸しタオルでにきびをケアする方法

蒸しタオルの作り方と使い方

(1)タオルを濡らして軽く絞る

(2)500Wのレンジで1分ほど温める

(3)蒸しタオルをあごの下に添える

(4)蒸気を顔に当てつつ、適温になったら顔全体に乗せる

(5)2~3分置き、タオルが冷める前に外す

蒸しタオルはレンジから出したばかりのときは熱く、肌にそのまま乗せるとかえって刺激となります。蒸気を有効活用しながら少し冷まし、適温になってから顔に乗せるようにしましょう。なお手で触ったときは適温に感じても、顔に乗せると熱いこともあるため注意が必要です。また、蒸しタオルで肌を擦するなどの刺激や摩擦によって、肌荒れが起きる可能があるため、擦らずタオルに吸わせるように優しく拭き取ることを心がけましょう。

行うタイミング

蒸しタオルを使用するタイミングはクレンジング後で、洗顔前に行うとよいでしょう。

  1. クレンジング
  2. 蒸しタオルを顔に乗せる(上記参考)
  3. 洗顔
  4. 保湿

蒸しタオルでにきびをケアする時の注意点

ゴシゴシ擦らない

洗顔では、洗顔料をよく泡立て、肌を優しく泡を転がすように行います。ただし、ゴシゴシこすったり手に力を入れたりすると、摩擦により皮膚が傷ついてバリア機能が低下し、にきびが悪化する原因になることもあるので注意しましょう。また、オイリー肌の人は洗浄力が高い洗顔料を、乾燥や敏感肌の人はマイルドな洗顔料を使うなど、肌質によって自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

洗顔後は保湿をする

洗顔後は洗顔料が皮膚に残らないよう、しっかりと洗い流しましょう。また蒸しタオルで温められた肌は普段よりも柔らかく、水分が蒸発しやすく乾燥しやすい状態となっています。そのため、洗顔後はすぐに保湿するようにしましょう。なお保湿には、にきび用の基礎化粧品や低刺激性の化粧品、ノンコメドジェニック*と書かれた化粧品を選ぶとよいでしょう。

洗顔の回数は1日2回が目安

基本的に洗顔の回数は1日2回。洗顔回数は少なすぎても多すぎてもよくありません。また、蒸しタオルを使ったケアは週2回ほどに留めましょう。頻回に行うと肌が乾燥しやすくなり、かえって肌トラブルを引き起こす可能性があります。

*ノンコメドジェニック:にきびが生じにくい成分を使っている化粧品かどうかの試験を行っているもの

にきびを治すなら皮膚科へ受診を

蒸しタオルを使ったセルフケア方法を紹介しましたが、蒸しタオルはあくまでにきびを予防するためのものです。にきびを治すには、にきびの種類に応じた適切な治療が必要です。

そのためセルフケアを行うほか、にきびを治すためには皮膚科の受診を検討しましょう。にきび治療では、主に外用薬や内服薬が用いられます。

また外用薬や内服薬以外にも、ケミカルピーリングやレーザーを使う方法もあります。ケミカルピーリングとは、グリコール酸やサリチル酸といった成分を肌に塗ることで、皮膚の表面にある古い角質を剥がす治療です。これにより毛穴の詰まりを改善したり、にきび跡を目立たなくしたりする効果があります。

レーザー治療は外用薬や内服薬、ケミカルピーリングで効果を感じられなかった方に行うことがあります。なお、これらの治療法は保険適用外となり、医療機関によって料金が異なります。

にきびのお悩みはルサンクへご相談を

洗顔前に蒸しタオルを利用すると、毛穴の皮脂や汚れが落としやすくなり、にきびケアにつながる可能性があります。ただし、にきびを治すためには、まず自分の肌の状態を知ることが大切です。そのうえでセルフケアを行うことで、より効果的なアプローチをすることが可能になります。

ルサンククリニックでは医師がにきびの状態や悩みについて丁寧なカウンセリングを行い、本人に適した治療法を提案します。初回は無料でカウンセリングを受け付けているため、お気軽にお悩みをご相談ください。

治療の流れ

  1. 診療の予約 (WEBは24時間受付中)

    お電話または、 WEBにてご予約ください。

  2. ご来院

    当院までご来院ください。

  3. 医師・専門スタッフによるカウンセリング・診察

    専門カウンセラーによるカウンセリング、医師による診断を行います。 このときにVISIA®による肌診断を行います。

  4. 洗顔・施術

    肌状態の診断、施術方針が確定しましたら医師、看護師が施術を行います。 施術中はメイクを落としてから行うため、パウダールームにて洗顔を行います。

  5. スキンケア・メイク

    施術後、再びパウダールームにてスキンケアを行っていただきます。 肌が敏感になっているため、紫外線対策が重要です。施術後も日焼け止めをするようにお願いいたします。

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